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<ラルム誕生日> 





7月13日……
−−−−−−−−−−
ユア   「ラルムちゃーん」
ラルム  「? 何?」
ケイティ 「はいこれ。私たちからプレゼントだよ」
ラルム  「え?」
エイラ  「え? じゃないよ。昨日誕生日だったでしょ。昨日はラルムちゃんが忙しくて渡せなかったから」
ラルム  「ああ……仕事の方が忙しかったからすっかり忘れてた。ありがとみんな」
ユア   「あのね、これからパーティーなんだよ」
ラルム  「パーティー? でもそんなお金――」
ケイティ 「うん、ウチらだけじゃ無理だったから、みんなに頼んでみた」
ラルム  「みんな?」
ライナス 「おーいラルムー」
リリト  「久しぶりー。昨日誕生日おめでとー」
ラルム  「ライナス、リリト?」
ダンカン 「おおいたいた。元気だったかラルム」
アデラ  「誕生日おめでとうございますエーデルフェルト」
ラルム  「ダンカン、アデラ姉さん」
メーベル  「あ、皆さーん。お待たせしました」
ジェイムズ「遅れてすみません」
ダニエル 「…………(むすっ)」
ラルム  「メーベルさんジェイムズさん。……え、ダニエル、お前も?」
ダニエル 「こいつらがどうしてもって言うから来たんだ。お前の誕生日なんて心底どうでもいい」
フェランド「まあそう言わずに峻厳の君。楽しみたまえ」
ラルム  「フェランドさん! あなたもですか?(よく掴まったなこの風来者な人が)」
フェランド「当然だとも。大事な友人の生誕、祝わずしてどうするのかね。ああこれはプレゼントだ。受け取りたまえ」
ラルム  「あ。ありがとうございます」
ユア   「はいはいみんなそろそろ移動ー! ユアが案内するからついて来てね〜」

 ぞろぞろと移動していく友人たち。すぐには歩き出せずその背を一番後ろに立って眺めたラルムは一度だけ目をこすり、笑顔でその後を追う。
 物陰からそれを眺めていたエドガーは顔に深い深いしわを刻んだ。プレゼントを渡しに来たのだが後にした方がよさそうだ。若い面々の楽しい時間を邪魔してやることはない。そう判断して、エドガーはそっとそこから立ち去った。主へいい土産話が出来たと、その心は軽い。

……一方その頃
クラウス「やはりエドガーに渡した方がよかっただろうか。だが折角部下になって関わりが出来たのに……。ああだが他の部下にやっていないことをやるわけにはいかんし……」
 ラルムへのプレゼントをどうするかで右往左往しておりましたとさ。

2011/07/18


 というわけでラルムの誕生日でした。原作のネタバレが若干含まれているのですが、ラルムの誕生日はお国的に大変意味のある日なのでとてもじゃないけど祝うなんて出来ないのです。そもそもラルムも王冠騎士として仕事がありますから無理なんですがね。

 ただ、結構な人が集まる日ですから上みたいにずらっと人が集まるのも可能だったりします。多分主人公ってことを除いて考えてもヘレル王国のカレンダーでこれだけ人数が集まれる可能性があるのはラルムだけですね。……まあ、そうなるように誕生日決めたんですが←

 あと、気付いたんですが実はこの格好本当はラルム出来ないはずなんですよねぇ。腕出しすぎちゃったー(´・ω・`)
 理由は本編がもう少し進んだら分かります(はよ書け)


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