戻る

                             >


<リリト誕生日>



9月10日……
−−−−−−−−−−
(ぽーぴーぴー……びぃーっ)
ライナス「びぼっ(うおっ)!?」
リリト  「あはは。こーらライナス間違えんなー」
(シャンシャンシャン)
ライナス「し、仕方ねーじゃん。はじめて使う楽器なんだからさ」
リリト  「いーわけしない。ラルムはちゃんと出来てるじゃん。 ねーラルム」
ラルム 「ちゃんと出来てる? よかったぁ。でもリリト凄いね。そんな楽器でもちゃんと音程出せるんだ」
リリト 「ふふーん。あったりまえでしょー。故郷にいた時はほとんど毎日楽器触ってたもん。これくら朝飯前だよ」
(シャシャシャシャン)
ライナス「俺こっちの方が楽でいいわー」
(カンコンカン)
リリト 「そーお? まあいいけど(それ子供用だけどね〜)。 じゃもいっかい演ろ」
ラルム 「はーい」
ライナス「へーいっと」

〜♪

その日の騎士院には楽しげな音楽が長いこと流れていましたとさ。


 リリトの誕生日。騎士院1年生の頃ですね。
 見分けのポイントはやっぱりラルムとリリトの髪です。でもライナスは今とほとんど同じで描いてしまって失敗しましたorz|||{こんなでかくないです……

 えーっと、作中にも出てますがリリトは南の国の出身です。南の国は音楽の盛んな国で、お国柄というか血に刻まれているというか、国民の大半が音楽好きです。上の小話でリリトが「毎日楽器を〜」と言っていますが、これは正にその通り。彼らは何かお祝い事があれば盛大に、何も無くても賑やかに音楽と隣り合った生活をしているのです。リリトは移民ですが多くの南の民たちが生活する区域で暮らしていましたからその習慣は身に沁み込んでいます。
 でもヘレルにはそういう文化がありません。音楽好きはいるけれどリリトほどはいない。
 ちょうど親元を離れ寂しくなってきている頃なので元気のなかったリリトを元気付けるべく、こっそり楽器の練習をするラルムとライナス。
 いざ当日、へっぽこだけど頑張って形にした音楽を贈られたリリトは久々の音楽にテンション上がり演奏会モードに突入です。
 彼らがいるのは騎士院のどこかの庭に面した場所。ちなみにリリトとライナスが裸足ですがヘレルの文化的には建物の中でも靴なので完全に若槻のミス。でもこのふたりはどこか野生児だから裸足が似合うと思ってしまったのは内緒です←

ラルムは基本的に靴下着用の子。お母さんのしつけの賜物です(笑

2011/09/18

  

<ダニエル誕生日> 



10月18日……
−−−−−−−−−−
(厨房にて)
ダニエル 「お前たちここか」
メーベル 「ダニエル様」
ジェイムズ 「い、いけませんよ、ダニエル様。今日の主役なのにこんな所来ちゃ……」
ダニエル 「ふん、馬鹿馬鹿しい。ウィットフォードの名に擦り寄る連中が僕の祝いと称して父上や兄上たちに取り入ろうとしているだけだろう」(ひょい パク)
メーベル 「えっ、だ、ダニエル様?」
ダニエル 「何だ、お前たちまでそんなこと言うなと言いたいのか」
ジェイムズ 「いえ、あの、そうではなくて……お珍しいですね……」
ダニエル 「? 何がだ?」
メーベル 「えと、その、つまみぐい、なさるなんて……」
ダニエル 「っ!? ごほっ」
メーベル 「きゃっ」
ジェイムズ 「大丈夫ですかダニエル様!?」
ダニエル 「くそ、無意識だった……! あいつらのせいだ」
ジェイムズ 「ああ、騎士試験の時の……」
メーベル「エイラさんたち凄かったですからね」
ダニエル 「だ、誰にも見られていないだろうな? 父上や兄上たちに見られていたら恥にもほどがあるぞ……っ!」
メーベル 「大丈夫ですよ、旦那さまもハワード様方も皆様お客様のお相手をなさってます」
ダニエル 「そ、そうか。お前たちも他言無用だからな」
トウェイン兄妹 「「はーい」」

〜その頃入り口陰にて〜
ハワード 「(父上ご覧になりましたか?)」
父     「(ああ、ダニエルの奴随分くだけて……!)」

父と長兄がしっかり目撃してたとか。



 ダニエルの誕生日です。騎士院卒業後の最初の誕生日ですね。

 ちょうどお休みを取れたので帰省したらテンション上がったお兄ちゃんたちに誕生パーティを開催されてしまいました。しかし集まる人集まる人みんなお父さんやお兄ちゃんのところに行ってしまいます。自身の騎士としての立場を考えると仕方ないと分かりつつもあからさまなおべっかにアホらしくなってトウェイン兄妹がいる裏方まで引っ込んできました。

 そこで人生初のつまみぐい(笑)
 騎士試験の帰り道ラルムたちと一緒になり食事時の戦争具合にすっかり感化されたダニエルでしたとさ。

2011/10/23



< > 





< > 


 

このページのトップへ戻る





                             >