綾穂 「な、奈々子待って。どこ行くの？」
奈々子 「買い物」
綾穂 「買い物？ どこに？」
奈々子 「綾穂が欲しい物次第」
綾穂 「え？」
奈々子 「え？ じゃなくて、今日誕生日でしょ？ クラスの子が言ってたけど」
綾穂 「え、ええ。そうだけど……どうしたの？ 今までそんなことしなかったのに」
奈々子 「ちょっと人聞き悪いこと言わないで。綾穂が教えてくれなかったんじゃない」
綾穂 「……そういえば、そうね。教えてなかったわ」
奈々子 「私悪くないでしょ？ ほら、何が欲しい？ 早く言わないと勝手に決めちゃうわよ」
綾穂 「……それでもいいよ」
奈々子 「そう？ じゃあねー」
「誕生日はいつか」なんてやりとり、本当はずっと昔に済ませてる。
だけど言わない。
出会ってからはじめて、お姫様が｢祝おう｣と思ってくれたから
イラストは綾穂のお誕生日に奈々子が理由も言わずに町へ連れてきた、というシーンです。
奈々子が何も言わずに綾穂を連れまわすのはそんなに珍しくありませんが手をつながれるのは
珍しいので綾穂も驚いてしまっています。
出会いは小学生ですから、この年頃の女の子は何かと誕生日訊きますよね。
なんで、実は奈々子も小さい頃に綾穂の誕生日を訊いたことがあります。
しかしながら綾穂は昔から奈々子をお姫さま扱いしていますので、奈々子も次第に綾穂に対する
気遣いを忘れていきました。
これは作品後に訪れた誕生日、と言ったところですかね＾＾
まだまだ奈々子の悪い癖が出ていますが、それでも「祝おう」という気になったのは大きな進歩です。
色々な意味でおめでとう、綾穂（´∀｀*）
2011/01/10
＜紀香誕生日＞
3月21日
―――――――――――――――――――――――
紀香 「……ひな、遊ぶんじゃない」
陽菜乃「遊んでないよー。ほら、紀香おねーちゃんこういう服も似合うよ。髪解けばもっとぴったり！」
紀香 「お世辞を言うじゃない。まったく」
陽菜乃「お世辞じゃないって。紀香おねーちゃんキレイだもん。キレイで優しくて頭いいボクの自慢のおねーちゃんだよ」
紀香 「……そうか。ありがと、ひな」
紀香の誕生日に陽菜乃が服を買いに連れ出した、の図です。
ちなみに花音は来ると喧嘩になるの分かっていたので今回はお留守番しました。
ただのお出かけなら遠慮しませんが誕生日くらいはお姉ちゃん思いになれる子です。
市村姉妹は末っ子のひなちゃんにとことん甘いので紀香おねーさんもデレてます。
他の誰が相手でもこんなひらっとした服を合わせさせてくれませんし髪も解いてくれません。
と、ここまで書いて気付いたのですが、影をつけたレイヤーが取れてました。
「あれ？」と思いｐｓｄを開き、失態に気付きました。
実はこのイラストの文字を最初入れ忘れていて、入れるためにｊｐｇファイルを触ってしまい、
さらにその変更結果をｐｓｄで上書きしてしまったのです。
結果頑張ってつけた影等の効果はなくなり、元絵と背景が一致の一枚に結合されてしまいました。
ショックすぎてやり直す気にもならなかったのでこのままうｐしますorz|||
（´A｀） ｛元のままなら紀香おねーさんのほっぺがほんのり赤かったです……。
（´д｀。）｛これじゃあ本当に嫌がってるみたいじゃないかぁぁぁ（嘆
2011/04/16
＜卯月誕生日＞
4月12日
―――――――――――――――――――――――
卯月 「うわぁ！ おっきいベネくんだ。ありがとうひな！」
陽菜乃 「へへー、みんなでお金出し合って買ったんだよ。……ねぇねぇうーちゃん？」
卯月 「何ー？」
陽菜乃 「写真撮ってもいい？ なんだか想像以上にうーちゃんが可愛いことになっちゃって」
頬に手を当て目をキラキラさせながらの陽菜乃の申し出を受け、お気に入りのキャラクターの
大きなぬいぐるみをもらえて上機嫌の卯月は満面の笑みを親友に向ける。
卯月 「いいよー。 可愛く撮ってねー！」
陽菜乃 「あはは、任せて」
許可を得て陽菜乃は卯月に携帯を向けた。真実を写すフィルターを通してもなお変わらない
笑顔が卯月の心底からの喜びが画面に映ると、陽菜乃はゆっくりと頬を緩ませる。友人たちと
悩みに悩んだ甲斐があった、と。
卯月っちゃんのお誕生日です。
この子にはこういう大きなぬいぐるみがあるだろうなと思って、さして悩みもせずにこの構図になりました。
最初は陽菜乃も画面に入れるつもりだったのですが、こっちの方がいいかと携帯だけにしました。
多分この写真は演劇部やら友達やらに広まって（悠一と陽菜乃の写真が広まったように）、
卯月っちゃんのイメージはますます「お子さま」になっていくのでしょう……（´人｀）
（・∀・）｛妹系を越えて孫系の卯月っちゃんはみんなに可愛がられています
2011/04/16
＜奈々子誕生日＞
5月3日
―――――――――――――――――――――――
奈々子「東原くんの人形？ 綾穂が作ってくれたの？ ありがと、すごく可愛い！」
綾穂 「喜んでくれてよかったわ。……一応言っておくけど、家の外に持ってっちゃ駄目だからね？」
奈々子「え、駄目なの？」
綾穂 「（……言っておいてよかったわ）駄目なの」
奈々子が喜んでくれると思って作りはしたが、さすがに人形を持ち歩かせるのは
彼女のためにも良くないだろう。色々と。
綾穂は一番分かりやすい言葉を飲み込み、巧みな言葉選びで持ち歩きたがる奈々子の要求をかわすのだった。
奈々子の誕生日です。
たとえば恋人とかだったらまだ許されるでしょうがさすがに他人の状態で人形を持ち歩くのはきついですね←
しかもただでさえ
１．悠一は写真すら取られる嫌い
２．そもそも奈々子はすでに一回やらかしている
ので、綾穂の心配ももっともだったりします。
でも奈々子が喜ぶならとちくちくと手作りしました。
本編前だと何も言えないでしょうが本編後の綾穂なら奈々子のためにと説得くらいなら
やってくれるでしょう（´ｖ｀）｛綾穂はいっそう強い子になりました
というわけで誕生日おめでとう奈々子＾＾
2011/06/12